【DIY】壁一面の棚の作り方 - 2700mm以上の本棚を作る方法
今回はDIYで壁一面に棚を作る方法を紹介します。スペースを無駄にせず、重さに耐えられる本棚の作り方です。
前提条件は以下
- W2780 x H2300の場所に設置(部屋の広さは4畳)
- DIY初心者が作る
- インパクトドライバーを持っている(できれば電気ノコギリ)
- 棚の位置は移動できる
- 壁に穴はあけない
【DIY】壁一面の棚の作り方
イメージは以下です。
壁に柱を立てて、そこに棚を作っていきます。
棚の前にある長机の作り方は以下の記事を参考にしてみてください。
設計図を見る
今回作成する棚の設計図です。素材や長さで色分けしています。
ほとんどの材料について、DIYコーナーがあるホームセンターであれば揃います。ただ、柱に取り付けるガチャ柱、それから棚受けについては希望のサイズが無い可能性があります。
楽天、もしくはAmazonで注文したほうが確実でしょう。
準備する材料、道具について
必要な材料と道具を紹介します。
木材
- 柱 【W89 x D38 x H2240】SPF材 … 4枚
- 棚板(上段)【W890 x D310 x H18 】ノッティングパイン集成材 … 3枚
- 棚板(中段・下段)【W890 x D160 x H18 】ノッティングパイン集成材 … 6枚
その他の材料
- walist(ウォリスト)… 4つ
- ガチャ柱(2列)ロイヤル AWF-5 白 … 2本
- ガチャ柱(1列)ロイヤル AWF-1 白 … 2本
- 棚受け(上段) ロイヤル ウッドブラケット左右セット白250 … 3つ
- 棚受け(中段・下段) ロイヤル フォールドブラケット左右セット白100 … 6つ
- ビス(3.5×12mm)… 36本
- 水性塗料 ミルクペイント(色はスノーホワイト)
- 水性用ハケ
- テープ付き養生テープ(幅550)
- 紙やすり(240番)
道具
- L字定規
- インパクトドライバー、もしくはグリップ付きドライバー
- 電動ノコギリ、もしくはノコギリ
柱と天井を固定するのは自分で固定する強度が調整できるwalist(ウォリスト)を選びました。柱の白は、ナチュラルな白色を出すためにミルクペイントを選択しています。
柱となる板や棚板は、ホームセンターでカットしてもらいましょう。
柱を作る
まずは天井と固定するための柱を作ります。
以下の2つを組み合わせていきます。
- 柱 【W89 x D38 x H2240】SPF材 …4枚
- walist(ウォリスト)… 4つ
柱とウォリストに隙間ができないように、ウォリストに柱をはめ込んだら、1度壁に柱を立てます。それからサイドにあるネジを右側にまわして柱と天井をしっかり固定します。
しっかり固定できてから、ウォリストに付属しているビスで柱とウォリストを留めます。
4本分の柱を作ったら一旦、壁から取り外しておきます。
※ウォリストの天井と固定用ネジは、ねじ穴が潰れやすいです。ドライバーはグリップ付きのものを使いましょう。
柱を白に塗る
柱を水性ペイントで塗っていきます。 ポイントは木材部分だけではなく、ウォリストごと塗ってしまうことです。柱を壁に立てたときに一体感がでます。(ウォリストには白色もあるので、そっちを買ったほうが早いですね)
使うものは以下です。
- 水性塗料 ミルクペイント(色はスノーホワイト)
- 水性用ハケ
- テープ付き養生テープ(幅550)
柱を設置する
柱に塗ったペイントが乾いたら、柱を設置していきます。適当に立てずに、しっかり柱同士の距離を測って設置していきます。
左右は壁から8mm開けて、柱同士は801mm開けます。
設置すると以下のようになります。ウォリストの側面にあるネジを右に回すほど、強く固定されます。ねじ山が潰れやすいので丁寧に作業しましょう。
棚板に切り込みを入れる
柱にそのまま棚板をつけてしまうと、棚の後ろに柱の奥行きだけ大きな隙間ができます。それを防ぐために、棚板に切り込みを入れます。
完成したイメージは以下です。
棚板に切り込みを入れる箇所にペンでマーキングします。ペンは擦ると消えるものを使用しています。切り込みの幅は余裕をもって取らないと、棚板がハマらなくなるので注意しましょう。
マーキングできたら、ノコギリでカットしていきます。電動ノコギリを使うと作業が楽です。
カットできたら、紙やすり240番でカット部分を擦ると仕上がりがきれいになります。
柱にガチャ柱を取り付ける
柱にガチャ柱をつけていきます。左右の柱には幅が狭いものを、中央の2本には幅が広いガチャ柱を取り付けます。
柱の中央に設置するときのポイントは、一番上のビスを1点だけ留めて、次に一番下のビスを柱の中央に合わせて留めます。上から順番でビスで留めていくと、中央からズレていくので気をつけましょう。
棚受けを設置する
ガチャ柱に棚受けを設置します。どの位置に棚を設置したいか決めます。
※この時点では棚板はのせません。
私の場合は一番上の棚は大きめの箱や背の高い雑誌をのせたいので、天井から35cmの位置に設置します。2段目、3段目は28cmずつ開けています。
- 1段目 … 天井から35cm
- 2段目、3段目 … 上の棚から28cm
以下は下から見たイメージです。棚同士をどのくらい開けるか参考にしてみてください。
棚板と棚受けをビスで固定する
ビスで固定する前に、すべての棚板を棚受けの上に置いて、棚同士に隙間ができていないか、キツキツになっていないか確認します。
棚受け自体はガチャ柱にはめた後でも左右に動くので、棚板をのせたら位置を調整します。問題なさそうなら、それぞれビスで固定していきます。
買った棚受けにはビスが付属しますが、1つの棚受けに対して2つしかないので、足りないビスは購入しておきます。以下のサイズであれば棚板の厚み18mmに対してもしっかり固定されます。
・ビス(3.5×12mm)x 36本
最適なビスの長さを調べたい場合は以下の記事をどうぞ。
完成
今回は壁一面の棚の作り方を紹介させてもらいました。部屋が狭くて家具が置けない方でも収納できるスペースが増やせるのでオススメです。
柱を突っ張らせる道具にはウォリストの他に、ラブリコやディアウォールがあります。ラブリコは耐荷重が安心できないこと、ディアウォールはデザインがあまり好きではなかったので採用しませんでした。
今回は柱を4本立てていること、棚板に厚みがあるので耐荷重は問題ないと思いますが、参考にされる方はご自身の責任を持って作業してください。