【DIY】長いテーブルの作り方 - 2700mm以上の作業机を作る手順
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今回は壁いっぱいに長いテーブルの作り方を紹介します。子供の学習机や複数人で使う作業机としてオススメです。
前提条件は以下
- テーブルの大きさは W2730 x D500 x H690
- DIY初心者が1人で作成する
- 椅子に座っても、太腿がテーブルにあたらない
- インパクトドライバーを持っている
- 20,000円以下で作る(塗装代抜き)
DIYで長い作業机を作成する手順
壁いっぱいにテーブルを設置すると圧迫感がでるので、奥行きは500と短くしています。
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最終的には長机の前方に、壁一面の本棚を作っています。
壁一面の本棚の作り方については以下の記事を参考にしてください。
設計図を見る
作業机の設計図を書いてみました。長さに合わせて色分けしています。足の位置は、天板より手前は70mm、左右は90mm内側に設定しています。
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ノッティングパイン集成材やSPF材は、DIYコーナーがあるホームセンターであれば簡単に手に入ります。SPF材の規格も1×4(ワンバイフォー)なので問題ないでしょう。
ただし、今回添え木ロングとして使うSPF材の長さが2550mmあります。必ずホームセンターに買いに行く前に、2550mm以上のSPF材があるか確認してみてください。
準備する材料、道具について
設計図を確認したら、準備する材料と道具を確認します。
木材
- 天板【910×500×25】ノッティングパイン材 3枚
- 足【45×45×665】SPF材 8本
- 添え木ロング【2550×89×19】SPF材 3枚
- 添え木ショート【322×89×19】SPF材 13枚
その他の材料
- 木工ボンド
- スリムビス(3.5×40mm)足取り付け用 78本
- さら木ねじ(3.8×20mm)天板繋ぎ用 24本
- UKワイドプレート 天板繋ぎ用 4枚
道具
- インパクトドライバー(ドライバーとドリル)
- L型定規
足と添え木ショートを組み立てる
最初は足と添え木ショートを組み合わせていきます。
足2本を並べて、添え木ショートの長さに合わせて配置します。足下の添え木ショートは地面から100mmの位置で配置。あとはL型定規を使って90度になるように配置できたら、木工ボンドを塗って重りで固定します。
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ボンドが乾くのを待っている間に、スリムビスを打つ位置に印をつけていきます。天板側の足にはスリムビスを4箇所打つため、打つ位置が重ならないようにするためです。
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ボンドを塗って30分ほど経ったら、インパクトドライバーにドリルをセットして、下穴をあけていきます。この時点でまだボンドは乾いていませんが問題ありません。
下穴をあけたら、スリムビス(3.5×40mm)をインパクトドライバーで打っていきましょう。
最適なビスの長さがわからない場合は以下の記事を参考にどうぞ。
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添え木ロングと組み合わせる
添え木ショートと組み合わせた足を、添え木ロングと組み合わせていきます。
以下のようにフローリングの線にあわせて足を配置します。足を配置できたら、添え木ロングを上にのせます。
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足と足の間隔は以下のとおり。
- 左右は893mm
- 中央は508mm
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添え木ロングを足にのせたら、以下の流れで組み立てていきます。
- 足と添え木ロングを木工ボンドで塗る
- 重りをのせて、30分ほど待つ
- インパクトドライバーにドリルをセットして、下穴をあける
- スリムビス(3.5×40mm)を打っていく
注意点は添え木ロングは必ず反っています。100%まっすぐではないので、なるべく直進になるように手で押さえ込みながらビスを打っていきましょう。
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添え木ロングすべてを足と組み合わせると以下のようになります。
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添え木ショートと組み合わせる
添え木ショートとは設計図のオレンジ色の部分です。
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添え木ショートを以下のように配置していきます。
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添え木ショートの間隔は以下のとおり。
- 左右は315mm
- 中央は245mm
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配置できたら、木工ボンドを塗ってスリムビス(3.5×40mm)を打っていきます。完成すると以下のようになります。
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天板3枚を1枚にする
天板を組み合わせた足に1枚ずつ貼っていけば良いですが、今回はUKワイドプレートとさら木ねじ(3.8×20mm)を使って、1枚にしました。
注意点は、UKワイドプレートを配置する位置です。64mm以上内側に配置しないと、天板と足を組み合わせるときに、UKワイドプレートと足がぶつかってしまうので気をつけましょう。
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天板を1枚にするからといって、強度があがるわけではありません。サポート的な役割になるので、持ち上げるときや裏返すときは慎重に作業を進めます。
天板と組み合わせる
1枚にした天板と、組み立てた足を組み合わせます。組み合わせるときはビスで固定せず、木工ボンドのみで貼り付けます。
組み立てた足場と天板の接する部分に木工ボンドを塗っていきます。以下の画像の赤い部分に塗りましょう。
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足場は、天板の横から90mm、天板前から70mmに配置するに組み合わせます。先に天板に位置がわかるように印をつけておくと作業しやすいでしょう。
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完成
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今回はDIYで長い作業机を作る方法を紹介しました。スペースを無駄にせず、安価で、丈夫なテーブルを作りたい方にオススメです。
味のある色合いにしたいなら、ステインやワックスを塗りましょう。撥水効果が必要なら蜜蝋も塗ります。(画像のテーブルには、ワックスと蜜蝋が塗ってあります。)
テーブル下の電源コードが気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。